臨床医学各論の勉強法 その1 各章の目次

勉強に苦手意識を持つとき、「何を覚えたらよいか分からない」

この事が、一番の障壁だと私は思います。

全国の臨各の勉強に困っている鍼灸・あマ指学生の皆さんへ。

各章の目次には、疾患の分類と疾患名の一覧が載っています。

臨各は、まずコレから覚えましょう。それでは、どうぞ。

疾患の分類と疾患名を覚える

臨床医学各論(以下、臨各)は、病気の名前と特徴を覚える科目です。

しかし、各科目の特徴を覚える前にやる事が一つあります。

それは、各疾患の分類と疾患名を覚える事です

なぜ疾患分類を先に覚えるのか

疾患の分類だけで、解ける国家試験の問題があるからです。

私たちは、国家試験を合格する為にこの科目を勉強しています。

いかに楽に国試過去問を解くか=覚える所を少なくするか考えると

臨各においていえば、疾患の分類と疾患名だけ覚え、その知識だけで過去問を解く事です。

例題(第1章 感染症)

細菌感染症はどれか。

1.百日咳

2.後天性免疫不全症候群

3.風疹

4.流行性耳下腺炎

公益財団法人東洋療法研修試験財団 第24回はり師及びきゅう師師国家試験

1.百日咳は細菌感染症なので○

2.後天性免疫不全症候群=エイズなので、性感染症なので△

3.風疹はウイルス感染章なので×

4.流行性耳下腺炎もウイルス感染症なので×

解説

このように、疾患の分類と疾患名を覚えているだけで、問題が解けてしまいます。

裏を返せば、「百日咳」という疾患が「第4章 呼吸器疾患」ではなく

「第1章 感染症」という事が分からないと、話になりません。

感染症の分類(教科書上)

感染症では、各疾患の原因微生物が何なのかが重要になってきます。

疾患すべての原因微生物を一個一個覚えるのも良いですが

細菌・ウイルス・性感染症の3つの教科書的な分類と疾患名を覚えてしまえば

それだけで正直解けてしまいます。

教科書の感染症の分類は、以下の3つ

  • B.細菌感染症
  • C.ウイルス感染症
  • D.性感染症

この区分を理解してしまえば、原因微生物を細かく覚える必要があるのは

「D.性感染症」だけですね。このように、覚える部分を減らすのが重要になります。

そのために、各章を学び始める段階で

とにかく、疾患の分類と疾患名を覚える事

教科書の各章の目次ページを丸暗記する事が

臨各の勉強において一番重要だと私は思います。

コメントする

東洋の委員長をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

上部へスクロール